巨人・高橋「申し訳ないです」5四球で自滅5敗 チーム299四球、415失点、失策59はセ界断トツ…

[ 2022年7月17日 19:10 ]

セ・リーグ   巨人5―10広島 ( 2022年7月17日    東京D )

<巨・広>4回、マウンドの高橋(中央右)の元へ集まる巨人ナイン(撮影・木村 揚輔)
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 巨人の高橋優貴投手(25)が17日の広島戦(東京D)に先発。ここまで7試合勝ちがない左腕は3回まで4点のリードをもらい無失点のピッチングも、4回に四球から乱れ3回1/3を77球5四球5失点で降板。今季5敗目を喫し、試合後には桑田投手チーフコーチが抹消を明言した。

 「先発の役割を果たせなくてチームに申し訳ないです」

 また四球から崩れた。3回まで粘りの投球で広島打線を無失点に抑えてきた左腕は登板後、そう言って肩を落とした。

 原監督は試合後に高橋が3回までの投球を続けてくれれば良かったかという問いに「異議なし」と一言。続けて4回に3試合連続満塁弾など6失点したことに「まあね。まあ、でも選手は一生懸命、懸命にやっているしね。満塁ホームラン何回?そういうことも今日のフォアボールの数だとかね、そこはやっぱり私とコーチ陣の指導が、悪いということですよ。選手は懸命にやっているわけでね。やっぱりそこは我々がしっかり受け止めてね、しっかり指導していくと、いうことが大事なことだと思いますね」と責任を自らかぶった。

 桑田投手チーフコーチは制球に苦しんだ高橋に対して「今日はボールが切れていた、ブルペンから良かったので、今日はやってくれると信じていたんですけど、四球から崩れていくといういつもの悪い時のパターンですよね。3つ連続で出したので、そこは勝負してほしかったところですけど、こういう結果になって本当に非常に残念」と語り、今後の起用については「優貴(高橋)は抹消します」と明言した。

 原監督と同じく四球が絡む本塁打での失点が多い投手陣について桑田投手チーフコーチは「今年は四死球を減らすことをテーマでやってきたが、四球の後にタイムリーを打たれるというケースが非常に多いですよね。選手はいつも一生懸命やっているので、我々、特に僕の指導力不足だと思いますんでね、もうちょっとしっかり指導しないといけないなと思っている。そこはすごく反省している」と反省を口にした。

 最大11あった貯金も、気がつけば4年ぶりとなる借金4まで失速。セ・リーグ断トツの415失点(356得点)299四球、失策59という数字が現在のチーム状況を物語っている。

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