ドラフト候補の高松商・浅野 バットを振らず大器証明 2死一、二塁でセオリー無視の申告敬遠

[ 2022年7月17日 17:02 ]

第104回全国高校野球選手権香川大会3回戦   高松商7ー1藤井 ( 2022年7月17日    レクザム )

<高松商・藤井>高松商・浅野(撮影・井垣 忠夫)
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 今秋ドラフト上位候補の高松商・浅野翔吾外野手(3年)が1安打1打点で勝利に貢献した。5―1の7回2死二塁で右翼線二塁打を放って追加点を挙げた。

 「打ったのはアウトコースの高め真っすぐ。打ち損じだったので、セカンドの頭の上を越えるような打球を打てるようにしたい」

 2回にはバットを振ることなく存在感を示した。2死一、二塁で打席へ入ると、守る捕手が何度もベンチを確認。藤井の小林大悟監督は指で「4」を示して申告敬遠を選択した。

 「(申告敬遠は)去年くらいからあったし、絶対にあるぞと言われていました」

 走者を三塁に進めるリスクを負ってでも浅野との勝負を避ける作戦に、スタンドからは驚きの声が上がった。好機を広げた高松商だが、この回は後続が倒れて追加点は入らなかった。

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2022年7月17日のニュース