ミキハウス、悲願の都市対抗初勝利へ万全の最終調整 栗山はNTT東日本との壮行試合で3回零封締め

[ 2022年7月17日 20:29 ]

先発して3回を無失点に封じたミキハウス・栗山
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 第93回都市対抗野球大会が東京ドームで18日から12日間にわたり開催される。近畿地区から2年連続3度目の出場を決めたミキハウスは17日、NTT東日本との壮行試合に臨み3―2で勝利(8回降雨コールドゲーム)。悲願の初勝利へ向けて、順調に最終調整を終えた。

 「きょうに関しては良かったと思います。打たれるまではストレートで押していこうと。ケガすることなく、ここまではうまく調整できました」

 絶対エースの栗山拓巳が本戦前最後の登板を充実の表情で振り返った。3回を投げ3安打無失点。制球、切れとも抜群のストレートで、狙い通りファウルを取れる場面が目立った。2次予選では初戦のカナフレックス戦を2失点完投。第3代表決定戦の日本生命戦では救援で2回を零封するなど、昨年に続いて今季もチームを東京ドームへと導いた。

 栗山だけではなく、全体的な仕上がりの良さも目についた。正捕手・井上大輔が2度の盗塁阻止。補強組の高橋拓已(日本生命)、與座健人(パナソニック)もともに2回無失点だった。打者では不動の4番・田中秀政が2点適時打。「野球伝来150年記念試合」で大学・社会人選抜に選出されている猪原隆雅も適時打を放った。栗山が言う。

 「打つ方が頑張ってくれているので、あとは投手陣がそれに応えるだけ。相手がどこであれ、味方が取った点よりも1点でも少なく抑える。まずは、ずっとできてない1勝を挙げることですが、勝ったら次は目標を優勝に切り替えます」

 昨年に比べ、投手、野手とも戦力は厚みを増した。栗山自身、補強も含め、過去3回の都市対抗では計11回1/3を無失点。抜群の相性を誇る聖地のマウンドで、チームの新たな歴史を築く。
 
 

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2022年7月17日のニュース