中日・平田 度重なる危機を乗り越え延長11回トドメの2年ぶり本塁打「狙っていた」

[ 2022年7月17日 04:45 ]

セ・リーグ   中日3-1阪神 ( 2022年7月16日    甲子園 )

<神・中>延長11回2死、左越えにソロ本塁打を放ち、ガッツポーズをする平田(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 中日が総力戦で今季6戦全敗だった甲子園で初勝利を挙げた。1点優勢の9回に守護神のR・マルティネスが29試合ぶりの失点で追いつかれたが、延長11回にアルカンタラを攻め、1死三塁から途中出場の三ツ俣の中犠飛で勝ち越し。さらに平田の左越え1号ソロでとどめを刺した。

 立浪監督は「(11回は)三ツ俣に託した。見事に期待に応えてくれた。甲子園で一つ勝てて良かった」と息をついた。決勝犠飛の三ツ俣は「大野(雄)さんに勝ちをつけたかったが、チームが勝てて良かった」と笑顔。昨年「異型狭心症」を患い、今季は新型コロナウイルス感染と度重なる危機を乗り越え、2年ぶりの本塁打を放った平田は「次は祖父江が投げると思っていたので、少しでも楽に投げさせてやろうと本塁打を狙っていた」と胸を張った。(中澤 智晴)

続きを表示

2022年7月17日のニュース