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花園が悲願の1部昇格 10番クーパー「われわれは勝つべくして勝った。大げさに騒ぐことじゃない」

[ 2022年5月9日 05:30 ]

ラグビーリーグワン2部 1~3位順位決定戦第3節   花園34-22相模原 ( 2022年5月8日    秩父宮ラグビー場 )

<相模原・花園>5季ぶりの1部昇格を喜ぶ花園フィフティーン(撮影・篠原 岳夫)
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 花園(旧近鉄)が17年シーズン以来、5季ぶりの1部昇格を決めた。花園はリーグ戦で今季2戦2敗と苦手にしていた相模原(旧三菱重工相模原)を34―22で撃破。リーグ戦上位3チームで争う順位決定戦を連勝して2部優勝を飾った。NTT傘下2チームの再編により来季3部スタートが見込まれる1部の大阪(旧NTTドコモ)に代わって入れ替え戦を戦うことなく自動昇格する。

 1部昇格という悲願達成の瞬間も花園はスローガンに掲げる「近鉄漢(キンテツマン)」らしく皆、紳士然として振る舞った。

 「われわれは勝つべくして勝った。特別な瞬間ではあるけど、決して大げさに騒ぐことじゃない」。オーストラリア代表75キャップを誇る世界的10番クーパーの呼びかけで円陣を組み、高ぶる感情を制御。敗者への敬意を忘れることなく静かに喜びを分かち合った。

 リーグ戦ではフィジカル的な強みを前面に出した中央突破を封じられ、相模原に連敗。この日はクーパーを起点に両サイドに球を散らし、中央を固める相模原の守備を翻弄(ほんろう)。外に張ったWTB片岡とロックのワクァが各2トライを挙げ、2部トライ王の勲章を分け合う活躍を見せた。

 リーグワンで神戸に次ぐ2番目に長い歴史を持つ名門も17年シーズンに2部に降格して以降は外的要因からひたすら耐えるシーズンを送ってきた。2部で好成績を残しても19年シーズンはコロナ禍のため、昨季はリーグの制度移行期だったため入れ替え戦そのものが実施されなかった。新リーグ発足年の今季は当初「花園1部案」もあったが、それも途中で立ち消えになった。

 26歳の野中主将は花園の1部時代を知らない。同大4年の時、ラグビー部の納会に行く途中で2部降格を知った。「トップリーガーになるつもりで選んだチーム。僕たちの理想はもっともっと高いところにあるんで」。クーパー、ゲニアのオーストラリア代表ハーフ団とは既に契約継続で合意。日本一を目指す花園の戦いが始まった。(石川 勝己)

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