関学大出身・田中が初陣白星 将来「宇良関と対戦したい」先輩に憧れ

[ 2022年5月9日 12:01 ]

大相撲夏場所2日目 ( 2022年5月9日    東京・両国国技館 )

<大相撲夏場所2日目>勝ち名乗りを受ける田中(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 田中(22=境川部屋)が白星で初陣を飾った。身長で10センチ、体重で60キロ以上大きな金沢(18=鳴戸部屋)を相手に胸が合ったが、「立ち合いで左前ミツが取れたから安心できた」と冷静に体を入れ替えてうっちゃった。

 関学大からは幕内・宇良(29=木瀬部屋)以来2人目の角界入り。自身も大学時代は85キロ未満級で大学日本一になるなど活躍。「小兵で上がっていく姿がかっこよかった」と憧れた。大学3、4年時には部員不足で団体戦に出場できず不完全燃焼の思いもあってプロの世界を目指すことに。「宇良関と対戦したい」という思いと、兵庫・市川高の恩師が境川親方(元小結・両国)の日大時代の後輩という縁もあり境川部屋の門を叩いた。

 宇良はデビューから1年で十両へと駆け上がったが、田中は「1年で幕下までとりあえずいきたい」と確実に上を見据えた。

 ◇田中 本名・田中優汰。和歌山県和歌山市出身の22歳。和歌山・箕島中3年時に全国都道府県中学生選手権大会軽量級3位。兵庫・市川高3年時に国体5位。関西学院大1年時に西日本学生体重別85キロ未満級優勝。2年時に全日本体重別軽量級(85キロ未満)2位、全国学生体重別85キロ未満級優勝。1メートル71、103キロ。

続きを表示

2022年5月9日のニュース