【新体操日本代表選考会】初代表の松坂玲奈「すごくうれしい」 新ルールにも「対応できた」

[ 2022年4月17日 21:08 ]

<2022新体操日本代表選考会>シニア個人総合1位となり杭州アジア大会などの代表に決まった松坂玲奈
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 2022新体操日本代表選考会最終日は17日、群馬県高崎市の高崎アリーナで後半種目が行われ、シニア個人総合は昨年の全日本インカレ女王で全日本選手権2位の松坂玲奈(東京女子体育大/ヴェニエラRG)が4種目合計107.250点で1位となり、ワールドユニバーシティーゲームズ(6月25日~7月7日、中国・成都)、アジア競技大会(9月10日~25日、中国・杭州)の日本代表に内定した。

 16日のフープ、ボールでともに1位となり、前半を首位で折り返した松坂はこの日、クラブが26.400点で3位、リボンは25.950点で2位だったが、持ち前の高い手具操作とスピード感の演技を披露し、1位を死守。初めて日本代表に選ばれ、「すごくうれしいです。拍手が大きかったし、自分の中でも良い演技ができたと思ったので、(演技直後は)心の中で泣きそうでした」と笑顔で振り返った。

 表現力が重視される新ルールでの最初の選考会。普段から感情を表に出すことが少なく、「表現は苦手」という松坂だが、「自分の殻を破りたい」の強い思いで臨んだ。この日はAスコアが伸びなかったものの、「新ルールに対応できた手応えはある。これから課題を解決していきたい。今の自分の力は出せたので、点数が及ばなかったところは“伸びしろ”だと思っている」と前向きだ。

 以前は自分で自分の限界を決めてしまっていたが、大学での指導や仲間たちの頑張りを見て「もっと上に行けると思えるようになった」という。初めてのアジア大会。「経験したことがないので不安も大きいけど、きょうの選考会の良い結果を自信に変えて、もう少し自信がつくように練習していきたい」と話した。

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2022年4月17日のニュース