勝みなみ 踏ん張った4差7位 史上4人目アマとプロ同一大会制覇へ「チャンスある」

[ 2022年4月17日 05:30 ]

女子ゴルフツアー KKT杯バンテリン・レディース第2日 ( 2022年4月16日    熊本県 熊本空港CC=6499ヤード、パー72 )

バンテリン・レディース2日目の2番、ティーショットを放ち打球の行方を見つめる勝みなみ(撮影・岡田 丈靖)          
Photo By スポニチ

 国内女子ツアーでは史上4人目となるアマとプロ同一大会制覇へ、勝みなみ(23=明治安田生命)が2バーディー、1ボギーの71で回り通算4アンダー、首位と4打差の優勝圏内に踏みとどまった。14年大会でツアー史上最年少(15歳293日)優勝を飾った地で逆転Vを狙う。西村優菜(21=スターツ)が通算8アンダーで単独首位に立った。

 勝がV戦線に踏みとどまった。前半に2バーディーで流れに乗るも、後半は不規則な風に苦しみ耐える時間が続いた。首位と4打差。最終日の逆転へ「ロングホールはチャンスホール。短いホールもあるのでそこで何個かバーディーを取り、流れに乗ればチャンスはあるかなと思います」と前を向いた。

 その名を世に知らしめたのが14年のこの大会。15歳293日のツアー最年少優勝記録は今も破られていない。コースとの相性はいい。アマとプロで同一大会制覇となれば宮里藍、畑岡奈紗、古江彩佳に続く国内女子ツアー4人目の快挙となる。

 六甲おろしを歌えるほどの虎ファン。「得点圏打率が全然」としながらも、前日、阪神がようやく今季2勝目を挙げると母とLINEを送り合い「勝ったね!」と盛り上がった。その阪神もこの日、今季初の連勝を飾った。流れは来ている。勝の視線は思い出の地で「プロでもV」を射程に捉えている。

続きを表示

2022年4月17日のニュース