冨田若春が2大会ぶり柔道日本一 世界選手権代表入りへ 全日本女子選手権

[ 2022年4月17日 17:53 ]

柔道全日本女子選手権 ( 2022年4月17日    神奈川・横浜武道館 )

 2年ぶり2度目の優勝を果たし、皇后杯を手に笑顔の冨田若春
Photo By 代表撮影=共同

 体重無差別で女子日本一を決める大会は、78キロ超級の冨田若春(わかば、25=コマツ)が2大会ぶり2度目の優勝を果たし、10月の世界選手権(タシケント)代表入りが確実となった。

 冨田は2回戦から登場。3回戦、準々決勝と危なげなく勝ち進むと、同じく超級の児玉ひかる(東海大)との対戦となった準決勝では2分過ぎに隅落としで有効を奪うと、そのまま寝技に移行して一本勝ち。決勝は2大会前と同じ同門の橋本朱未と対戦し、延長3分29秒、相手に3つめの指導がいって相手反則負けによる一本勝ちとなった。

 初出場だった昨年6月の世界選手権で準優勝だった冨田は、同大会で故障した膝の手術を経て年明けに復帰。2月のグランドスラム(GS)パリ大会、今月初旬の全日本選抜体重別選手権と連勝を飾り、これで出場3大会連続制覇。24年パリ五輪代表入りへと名乗りを上げ、「選抜と皇后杯で続けて優勝できたのは大きいと思う。一つ一つの試合を大事にして、パリにつなげたい」と抱負を語った。

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2022年4月17日のニュース