関西オープン30位に後退の石川遼 「スローで打ってる感じ」とまだ調整途上

[ 2022年4月17日 15:39 ]

男子ゴルフツアー 関西オープン最終日 ( 2022年4月17日    よみうりCC=7180ヤード、パー71 )

<関西オープン最終日>1番、大勢のギャラリーに囲まれティーショットを放つ石川遼(撮影・井垣 忠夫)
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 男子ゴルフの今季国内ツアー第2戦、関西オープン(賞金総額8000万円、優勝賞金1600万円)は17日、兵庫県西宮市のよみうりCC(7180ヤード、パー71)で最終の第4ラウンドを行った。

 16位から上位を目指した石川遼(30=CASIO)は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの73とスコアを落とし、通算イーブンパーの30位に終わった。

 「なかなか、うまくいかないことも結構ありましたけど、アイアンも何回か飛びすぎがあって……」

 今季2戦目にして初めて4日間72ホールを戦い抜いた石川の中では実はこの「飛びすぎ」が大きな収穫だったという。

 スキー場にたとえられるほど高低差の激しいよみうりCC。これまで傾斜の強い左足上がりのライからのショットは7~8ヤード飛距離が落ちていたが、そういった面が解消。「上半身の力が付いてきたのかなと思います」とここ数年、取り組んできた肉体とスイングの改造が飛距離アップとしてようやく実を結んできた。

 「意識しまくり。(スイングの)全てのポジションの動きを確認しながら振ってます。自分の中ではスローで打ってる感じです」

 コースと対峙(たいじ)するというより今はまだ、意識の大半が自分のスイングに向いている状態。今大会はティーショットに1W以外を選択する守りのゴルフに終始した。石川らしい攻めのゴルフが見られるのはもうしばらく先になりそうだ。

  

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2022年4月17日のニュース