逆転負けの静岡 堀川監督「後半は自分たちのプレーを遂行できませんでした」

[ 2022年4月17日 18:30 ]

ラグビーリーグワン第13節   東京SG56―27静岡 ( 2022年4月17日    秩父宮 )

<東京SG・静岡>前半、静岡がこの日3本目のトライを決めリードして試合を折り返すも…(撮影・篠原岳夫)
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 静岡(旧称ヤマハ発動機)は東京SG(旧称サントリー)を相手に前半、数的優位も生かして一時は24―15と9点リードしたが、再逆転を喫した。

 「久しぶり(昨年3月6日のNEC=現東葛=戦以来)の秩父宮で、選手のモチベーションも高く、前半は自分たちらしさを出すことができましたが、後半は自分たちのプレーを遂行できませんでした」と堀川隆延監督(48)。ノーサイド直前に逆転を許した3月27日の埼玉(旧称パナソニック)と同様にリードして迎えた後半開始直後の連続失点が痛かった。

 「後半から出たメンバーのインパクトはまだまだ」と堀川監督は選手層の面でも課題を再確認。「反省材料はたくさんあります」とする一方で「いいところもたくさん出ました」と収穫も得た様子だった。

 0―10の前半11分には、ラインアウトからのモールを押し込んでNo・8クワッガ・スミス(28)が3試合連続のトライ。同31分にはスクラムを起点にスミスが再びトライを決めた。前半37分には、フランカー庄司拓馬(23)が加入2季目で初トライ。前半はラインアウトの安定度も高く、狙い通りセットプレーから得点を重ねた。

 15日に4位横浜(旧称キヤノン)が勝ち点を41に伸ばした時点で、プレーオフ進出の可能性が消滅していたが、意地は見せた。「後半は(決定機を逃さない勝負強さなど)東京SGさんに自分たちの持っていないものを見せられ勉強になりました」とロック大戸裕矢主将(32)。苦い思いも糧に練習を重ね、23日のトヨタ(旧称トヨタ自動車)戦からの残り3試合で8位からの浮上を目指す。

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2022年4月17日のニュース