風雲急!強風何の比嘉が奪首 5ボギーでも「ミスショットはしてない」68

[ 2022年4月17日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 関西オープン第3日 ( 2022年4月16日    兵庫県 よみうりCC=7180ヤード、パー71 )

関西OP第3日の17番、強風のコンディションの中、風をチェックする比嘉一貴(撮影・井垣 忠夫)
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 首位に1打差の2位から出た比嘉一貴(26=フリー)が1イーグル、6バーディー、5ボギーでこの日ベストスコアの68で回り、通算13アンダーの単独首位に浮上。昨年8月のセガサミー・カップに続くツアー3勝目へ好機を迎えた。大会連覇を狙う星野陸也(25=興和)が2打差の通算11アンダー、2位。首位から出たアマチュアの蝉川泰果(21=東北福祉大4年)は73とスコアを落とし、首位と4打差の通算9アンダー、3位に後退した。

 北北西の風6メートル。強風注意報が出された会場周辺では、時折数字を上回る突風が吹いた。比嘉はゴルフ界で風に強いと言われる沖縄出身。先週は運転免許更新もあって帰省。強風下のゴルフを体になじませていた。

 「しようがないボギーが5個ほどありましたけど、ミスショットはしてないので。ストレスがそこまでなかったです」。2番から3連続ボギーを叩いて首位争いからいったん姿を消したが、気分まで落ち込むことはなかった。低い弾道の球で攻め続け、6番以降の9ホールで5バーディーを奪って首位へ。16番では84ヤードの第3打を59度のウエッジでカップに流し込む会心のイーグルも飛び出した。

 「相手は陸也なんで逆に気が引き締まります」。最終日最終組で優勝を争うのはツアー5勝の星野。複数回優勝と賞金王を目標に掲げる比嘉には、倒しておかなければならない相手だ。今季のツアーメンバー225人中最小兵の1メートル58。今平周吾の1メートル65を更新する歴代最小兵の賞金王へ、大事な最終日となる。

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2022年4月17日のニュース