東京五輪48キロ級銀の渡名喜 81キロ差に屈し敗退「びくともしなかった」 柔道全日本女子選手権

[ 2022年4月17日 14:13 ]

柔道全日本女子選手権 ( 2022年4月17日    神奈川・横浜武道館 )

渡名喜風南
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 体重無差別の女子日本一を決める大会に挑んだ東京五輪48キロ級銀メダルの渡名喜風南(26=パーク24)は、初戦の2回戦で78キロ超級の蓮尾沙樹(25=北関東綜合警備保障)に合わせ技一本で敗れた。

 体重は「高校以来、減量がなかった」という渡名喜の51キロに対し、蓮尾は132キロ。実に81キロ差の両者の対戦は、渡名喜が「全然びくともしなかった」と振り返るほど、一方的な展開に。開始40秒ごろ、蓮尾の大外刈りにあっさり技ありを奪われると、そのまま押さえ込まれて合わせ技一本。51秒での敗戦に、「(相手が)100キロいってないくらいなら戦えると思ったが、直に怖かった」と本音を漏らした。

 東京五輪では決勝で敗れ、惜しくも銀メダル。今月初旬の全日本選抜体重別選手権では昨年の世界選手権を制した角田夏実との直接対決を制し、10月の世界選手権(タシケント)代表に内定している。来年以降の全日本挑戦には「それはない。終わりでいいです」と断言したが、24年パリ五輪へと続く今後の競技人生については「諦めずに挑戦し続けたい」と高らかに宣言した。

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2022年4月17日のニュース