東京SG PO進出一番乗りも冷静 尾崎晟也「意識はなかった」ヘイグ監督「大きな試合が控えている」

[ 2022年4月17日 21:40 ]

ラグビーリーグワン第13節   東京SG56―27静岡 ( 2022年4月17日    秩父宮 )

<東京SG・静岡>後半7分、キックをキャッチした尾崎晟(左)がライン際を走り抜けてトライを決める(撮影・篠原岳夫)
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 首位を快走する東京SG(旧サントリー)は静岡(旧ヤマハ発動機)を56―27と逆転で下し、6連勝で12勝目。勝ち点を56とし、4位以内で争うプレーオフ(PO)進出を一番乗りで決めた。

 PO進出が決まる試合でも、東京SGは平常心だった。「特別意識はなかった。自分たちのプレーに集中した」。WTB尾崎晟也ゲーム主将は冷静に振り返った。

 序盤はリードするも、15―12の前半24分にNo・8テビタ・タタフのシンビン(10分間の一時的退場)で一時14人でのプレーを強いられた間に相手にトライを許すなど、18―24で試合を折り返した。

 それでも、焦りはなかった。後半2分にタタフがトライ。一時退場しても「次のプレーにフォーカスして頑張った」。続くマッケンジーのゴールで25―24と逆転に成功した。

 終わってみれば、3トライ差以上の勝利に付与されるボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得。PO進出を決めたが、ミルトン・ヘイグ監督も「いつも通り。特別、PO進出を一番に決めようという話はしてなかった」と淡々と語った。

 レギュラーシーズン残り3試合を戦い、POへ臨み、初代王者を狙う。指揮官は「この試合はウォームアップからスイッチの入り方が甘かったという反省がある。これから、大きな試合が控えているので修正する」と再び前を見据えた。

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2022年4月17日のニュース