NFLセインツのQB2人が陽性反応 残ったQBは新人1人 RBカマラが控えのQB

[ 2021年12月24日 08:55 ]

検査で陽性反応を示してチームを離脱したセインツのQBヒル(AP)
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 ルイジアナ州ニューオーリンズを本拠にしているNFLセインツのテイサム・ヒル(31)とトレバー・シミアン(29)の両QBが新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示し、セーフティーのマルコム・ジェンキンス(34)を含む7選手とともに戦列を離れた。

 セインツはここまで7勝7敗でNFC南地区の2位。ヒルが先発した前週には同地区1位で昨季のスーパーボウル制している王者バッカニアーズを9―0で下し、残り3試合となった段階でまだプレーオフ出場への可能性を残している。

 しかし本来の先発QBジェイミス・ウィンストン(27)が膝の故障で今季の出場が絶望となっており、ヒルとシミアンの離脱でチームに残ったQBはドラフト4巡目(全体133番目)で指名した新人のイアン・ブック(23=ノートルダム大出身)ただ1人。すでにチームを率いるショーン・ペイトン監督(57)も隔離されており、シーズン終盤を迎えてチームはきびしい状況となった。

 ウィンストンを失ったセインツの1試合平均パス獲得(194・6ヤード)は今季NFL32チームの30位。成功率(57・4%)は最下位に沈んでいる。

 27日のドルフィンズ戦には傘下の練習チームを含めてQBはブック1人しかいないため、スポーツ専門局のESPNによれば、今週の練習ではエースRBのアルビン・カマラ(26)が万一に備えての“臨時QB”に指名された。

 ブックは183センチ、93キロとNFLでは小柄なQBながら、ノートルダム大時代は30勝5敗。今季はまだ一度も出場歴がないが、6連勝中で同じ7勝7敗のドルフィンズ(AFC東地区3位)を相手にどのようなプレーを見せるのかが注目されている。

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2021年12月24日のニュース