羽生結弦がSP見据えて調整、午後7時42分「序奏とロンド・カプリチオーソ」初演

[ 2021年12月24日 10:25 ]

フィギュアスケート全日本選手権第2日 ( 2021年12月24日    さいたまスーパーアリーナ )

<全日本フィギュア第2日>SPの曲かけ練習をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 男子で14年ソチ、18年平昌と五輪連覇の羽生結弦(ANA)が、午前9時55分からの公式練習で調整し、24番滑走のショートプログラム(SP)に備えた。

 SP曲は「羽生結弦っぽい表現、羽生結弦でしかできない表現のあるショートプログラムがどんなものがあるのかなと思ってずっと探していた」と言う。なかなか答えにたどり着けない中、思い浮かんだのが「序奏とロンド・カプリチオーソ」だった。ピアニストの清塚信也に編曲を依頼し、ピアノバージョンとなった。

 この日の公式練習で「序奏とロンド・カプリチオーソ」を流しての滑走では、冒頭に4回転サルコーを成功。トーループは2回転となり、トリプルアクセルはややバランスを崩した。曲以外ではトーループの4―3回転やトリプルアクセルを軽やかに決めていた。

 右足関節靱帯損傷のため11月のグランプリ(GP)シリーズ、NHK杯とロシア杯を欠場。状態が心配されたが、23日に「右足首に不安はないか?」と問われると、「そうですね、はい」と言った。

 4月16日の世界国別対抗戦フリー以来、252日ぶりとなる実戦は、午後7時42分に登場。ピアノの旋律に身を委ね、羽生の闘いが始まる。

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