小山陽平 初五輪確実!「全然、実感がない」アルペンスキーW杯男子回転で8位と健闘

[ 2021年12月24日 05:30 ]

W杯男子回転第2戦で8位になった小山陽平(ロイター)

 アルペンスキーW杯男子回転第2戦は22日にイタリア・マドンナディカンピリオで行われ、23歳の小山陽平(ベネフィット・ワンク)が2回の合計タイム1分35秒66の8位と健闘した。アルペンで日本勢の1桁順位は17年1月に男子回転で湯浅直樹(シーハイルアカデミー)が7位に入って以来5季ぶり。小山は全日本スキー連盟の定めた北京冬季五輪派遣の第1基準を満たし、初の五輪出場を確実とした。1回目に47秒65で21位につけると、2回目は全体2番目の48秒01を叩き出し、大きく順位を上げて自身初のW杯得点(30位以内)を獲得した。

 今大会と同じイタリアで行われた昨季の世界選手権代表の小山が得意の急斜面をスムーズに攻略し、8位に食い込んだ。「誰もがびっくりしていると思う。ここまで来るとは僕自身も思っていなかった。全然、実感がない」と声を弾ませた。これまで一度もW杯得点を獲得したことがなかったが、北京五輪派遣基準の中で最もハードルが高い条件を満たした。「(正式に代表に決まれば)初めて出るので、雰囲気に押されないように自分の滑りができれば」と意気込んだ。

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2021年12月24日のニュース