ビール離脱のウィザーズが敵地NYでニックスに7点差勝利 八村が試合前に練習に初参加

[ 2021年12月24日 11:59 ]

ドリブルでニックスのフォーニエーをかわすウィザーズの新人キスパート(AP)
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 ウィザーズは23日、敵地ニューヨークでのニックス戦に臨み、前半で7点をリードされながら後半で盛り返して122―117(前半57―64)で勝利を収めて17勝15敗。4連敗のあとは白星を2つ並べ、12月は4勝7敗、今季のロードでは9勝11敗となった。

 遠征に帯同している八村塁(23)は今季初めてベンチに入り(アクティブ・ロースター入りは今季2回目)、試合前の練習にも加わったが、ウェス・アンセルドJR監督(46)は10選手をコートに送り出したものの、10間契約のジョーダン・シェーケル(23)と八村の2人は最後まで起用しなかった。

 ウィザーズでは前日までにケンタビアス・コールドウェルポープ(28)、この日になってチームの大黒柱でもあるブラドリー・ビール(28)も新型コロナウイルス感染防止のための健康安全プロトコルの対象となってチームを離脱。ビールは東京五輪の米国代表となりながら来日直前に感染が判明して大会に参加できなかった経緯があり、コロナ関連での離脱はこれが2度目となった。

 しかしゴンザガ大で八村の後輩となる新人のコーリー・キスパート(22=ドラフト全体15番目指名)が、先発して3点シュートを5本中4本成功させ、自己最多の20得点をマーク。同じく先発したスペンサー・ディンウィディー(28)は21得点と7リバウンド、12アシストを稼いでビール不在のチームを引っ張った。開幕から先発のフォワードとして起用されているカイル・クーズマ(26)は18得点と10リバウンドを記録。勝負どころの第4Q残り1分51秒と56・6秒には貴重な3点シュートを連続して成功させた。チームの3点シュート成功は37本中16本で成功率は43・2%。40%台に乗せたのは7試合ぶり(今季6回目)となった。

 デリック・ローズ(33)が足首の故障で離脱したニックスは14勝18敗。ケンバ・ウォーカー(31)が今季自己最多の44得点を稼いだが終盤で競り負ける形となった。

 一方、ミネソタ州ミネアポリスに本拠を置くティンバーウルブスではセンターのカールアンソニー・タウンズ(26)がビール同様にこの日になって離脱。プロトコルの対象は計6選手となった。

 なおNBAと選手会側は、プロトコル対象となった選手の隔離期間を10日間から6日間に短縮することを協議している。

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