村元、高橋組 痛恨転倒で2位…「緊張」「動揺」もフリーで攻めて逆襲を

[ 2021年12月24日 05:30 ]

フィギュアスケート全日本選手権第1日・アイスダンスRD ( 2021年12月23日    さいたまスーパーアリーナ )

アイスダンスRDで演技をする村元・高橋組(撮影・小海途 良幹)
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 普段とは違う空気感に村元、高橋組が足をすくわれた。「ソーラン節&琴」のリズムに乗って演技を始めたが、序盤のステップで進む方向が重なってしまい、そろって転倒。これが大きく響き、昨年のスコアを下回る63.35点で2位スタートとなった。

 「悔しい気持ちでいっぱい。落ち着いてはいたけど、朝から緊張があった」。そう高橋が言えば、村元も「普段はしないミスで動揺した」と振り返った。11月のNHK杯、ワルシャワ杯と日本歴代最高得点を更新し続け、進化を示してきた2人。今大会はシングル時代の恩師である長光歌子コーチ、浜田美栄コーチがリンクサイドに立つなどサポートを受けたが、北京五輪代表の最終選考を兼ねる舞台で平常心を保てなかった。

 首位の小松原組とは4.81点差。「失うものはない。攻めた気持ちでいければ」と高橋は言葉に力を込め、村元は「自分たちに集中すれば結果はついてくる」と語った。25日のフリーで巻き返しを図る。

 ▽アイスダンスの北京五輪代表選考 日本は1枠。全日本最上位、世界ランク最上位(小松原組)、今季世界ランク最上位(村元、高橋組)、ISU今季最高得点の最上位(村元、高橋組)から総合的に選考する。

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