ロシアの新星 15歳・ワリエワが世界新でGP連勝 SP、フリー、合計全て更新

[ 2021年11月29日 05:30 ]

フィギュアスケート GPシリーズ第6戦ロシア杯最終日 ( 2021年11月27日    ソチ )

演技をするワリエワ(AP)
Photo By AP

 女子は15歳の新星カミラ・ワリエワ(ロシア)がショートプログラム(SP)に続いてフリーでもトップの185.29点をマークし、合計272.71点でGP2連勝。SP、フリー、合計点の全て世界最高得点という圧勝だった。全6戦が終了し、GPファイナル(12月9~12日、大阪)に男子の鍵山優真(18=オリエンタルバイオ・星槎)、宇野昌磨(23=トヨタ自動車)、女子の坂本花織(21=シスメックス)、ペアの三浦璃来(19)、木原龍一(29)組(木下グループ)の出場が決まった。

 ワリエワの快進撃が止まらない。4回転サルコー、トーループ2本、さらにトリプルアクセル(3回転半)を完璧に成功。4週前に自らがマークした世界記録をフリーで4.40点、合計で7.63点も上回った。男子に当てはめて単純換算すると、フリーで歴代6位、合計で11位相当。男子と競いたいか問われると「いいえ。男子と女子のスケートはかなり違う。自分のカテゴリーが好き」と笑った。

 GP2連勝で大阪開催のファイナルへ首位で進出が決まった。非の打ちどころのない強さで“絶望”の異名を取る北京五輪金メダルの大本命も、まだ15歳。来日してやりたいことを問われると「寿司や有名な日本食を食べてみたい」と目を輝かせていた。

続きを表示

2021年11月29日のニュース