「苦しいです…」賞金女王・萌寧、好成績の裏でショット精度に悩み 奥嶋コーチと歩んだ2年

[ 2021年11月29日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ツアー選手権リコー杯最終日 ( 2021年11月28日    宮崎県 宮崎CC=6543ヤード、パー72 )

奥嶋コーチと最終組の結果を待つ稲見萌寧(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 賞金女王に輝いた稲見萌寧を18年から指導する奥嶋コーチは「シーズン9勝は凄い。通常シーズンより長い分、思いもたくさんあると思う」とねぎらった。好成績の裏で、実は武器のショットは「距離を伸ばすのはトレーニングで成功したけど、精度を上げるのはうまくいかなかった。この2年間、ずっと苦しんでいた」と明かした。

 この大会の期間中は第2ラウンドを23位で終えると、稲見から「一人で抱え込んで苦しいです」とメッセージが届いたという。キャディーとしても支えた奥嶋コーチは稲見とともにグリーン攻略を練り直し、上位浮上のきっかけとした。「本人が望む永久シードを目指して、調子に乗らずにコツコツやれば、さらにいい選手になる」。信頼関係があるからこその言葉で、さらなる飛躍を期待した。

続きを表示

この記事のフォト

2021年11月29日のニュース