ラプターズの渡辺雄太が今季初の3P チームは黒星も出場時間帯のチームスコアはプラス15 

[ 2021年11月29日 10:32 ]

セルティクスのテータムをマークするラプターズの渡辺(AP)
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 ラプターズの渡辺雄太(27)が28日、カナダ・トロントで行われたセルティクス戦で今季2試合目の出場を果たし、14分のプレータイムで3得点と2リバウンド、1アシストをマークしたが、試合は97―109(前半51―54)で敗れて9勝12敗。ホームでは2勝7敗となった。

 左足のふくらはぎを痛めていた渡辺は24日の古巣グリズリーズ戦で今季初出場。14分でフリースロー3本による3得点をマーク。しかし3本のフィールドゴール(FG)はいずれも失敗に終わっていた。

 セルティクス戦では第2Q5分58秒、2季目のガード、マラカイ・フリン(23)のアシストを受けて左コーナーから3点シュートを成功。これが今季初のFGおよび3点シュートの成功となった。結局出場時間はグリズーズ戦と同じ14分でFG成功は6本中1本(うち3点シュートは4本中1本)。第3Q残り3分には一連の流れの中でゴール下でのシュートが2度リングに嫌われたが、出場時間帯のチームスコアは全選手で最高のプラス15で、ラプターズでプラスとなったのは出場10人中、渡辺だけだった。

 ラプターズでは今季20・1得点を記録していたOG・アヌノビー(24)が臀部の故障で6試合連続で欠場。17・3得点のゲイリー・トレントJR(22)もふくらはぎを痛めてセルティクス戦の登録から外れた。さらにカイル・ラウリー(35)とのトレードでプレシャス・アチューワ(22)とともにヒートから移籍してきたスロベニア出身のガード、ゴラン・ドラギッチ(35)は「個人的事情」でチームを離脱。この日はフレッド・バンブリート(27)が27得点、ドラフト全体4番目に指名されたスコッティー・バーンズ(20)が21得点、パスカル・シアカム(27)は18得点を稼いだものの、後半でセルティクスに振り切られた。

 セルティクスは11勝10敗。今季25・1得点のジェイソン・テータム(23)は8得点にとどまったが、マーカス・スマート(27)が21得点、ジェイレン・ブラウン(25)が16得点、アル・ホーフォード(35)が17得点と11リバウンドをマーク。勝負どころの第4Qを29―11として3試合ぶりに白星をもぎとった。

 西地区全体首位のウォリアーズは敵地ロサンゼルス(カリフォルニア州)でクリッパーズを105―90(前半44―42)で下し、7連勝を飾って18勝2敗。ステフィン・カリー(33)は3点シュートを13本中7本成功させて33得点を稼ぎ、レイ・アレン(元バックスほか)が保持している3点シュートの通算最多成功記録(2973)にあと36本まで迫ってきた。なおウォリアーズは30日と12月3日に西地区全体2位で現在16連勝中のサンズ(17勝3敗)と連戦を行うことになっている。

 昨季王者のバックスは敵地インディアナポリス(インディアナ州)でペイサーズに118―100(前半52―47)で勝って13勝8敗。ファイナルでMVPとなったヤニス・アデトクンボ(26)が26得点と13リバウンドを稼いでチームの7連勝に貢献した。

 

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