レイカーズが7度目の勝率5割 ジェームズ33得点 第3延長の敗戦から中1日

[ 2021年11月29日 14:29 ]

カニングハム(左)とヘイズのマークをかいくぐるレイカーズのジェームズ。手前はスチュワート(AP)
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 レイカーズは28日、地元ロサンゼルスで5連敗中だったピストンズに110―106(前半51―48)で勝って11勝11敗。今季の最大貯金は「2」でしかなく、勝率を5割に戻したのは今季7度目(2勝2敗、3勝3敗、5勝5敗、8勝8敗、9勝9敗、10勝10敗、11勝11敗)となった。

 レイカーズは26日にキングスと第3延長にまでもつれこむ激闘を演じて137―141で苦杯。何度も勝機がありながら追いつかれて最後に試合をひっくり返されてしまった。

 その敗戦から中1日で迎えたのがこの日のピストンズ戦。先発平均年齢は32・2歳で21・8歳のピストンズとは10歳以上の差があり、スタミナ面での不安を抱えての一戦となった。

 試合は第3Q序盤で最大19点のリードを奪いながら、第4Q残り2・1秒では3点差。しかしキングス戦で50分出場していたレブロン・ジェームズ(36)が3点シュートを9本中4本成功させて33得点と9アシスト、アンソニー・デービス(28)は24得点と10リバウンド、3ブロックショットを稼ぎ、ラッセル・ウエストブルック(33)も25得点と9アシストを記録してチームを勝利に導いた。ジェームズの30得点以上は3試合連続で今季5回目。今季の3点シュート成功率は34・4%(昨季は36・5%)となっている。

 疲労感が残っているのかチームの3点シュート成功は32本中9本。成功率は28・1%と精度を欠いていたが、過去2シーズン、勝率が3割前後に低迷しているピストンズを苦しみながらもなんとか振り切った。

 ピストンズは6連敗で4勝16敗。東京五輪の米国代表だったジェラミー・グラント(27)は32得点、ドラフト全体トップで指名されたケイド・カニングハム(20)は15得点と11リバウンドをマークしたものの、追撃およばず4点差で敗れた。

 今月21日のこのカードでジェームズからひじ打ちを受けて激怒し、ジェームズともども退場となって2試合の出場停止処分(ジェームズは1試合)を科せられていたセンターのアイゼイア・トーマス(20)は27分の出場で5得点と6リバウンド。これが復帰して2戦目だったが、27分のプレータイムの中で反則はひとつもなかった。

 <28日の結果>
ウォリアーズ(18勝2敗)105―90*クリッパーズ(9勝5敗)
バックス(13勝8敗)118―100*ペイサーズ(9勝13敗)
セルティクス(11勝10敗)109―97*ラプターズ(9勝12敗)
*グリズリーズ(10勝10敗)128―10キングス(8勝13敗)
*レイカーズ(11勝11敗)110―106ピストンズ(4勝16敗)
 *はホームチーム

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2021年11月29日のニュース