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積水化学 大会新で初優勝、新谷は五輪の雪辱 完全復活へ「あとは私次第」

[ 2021年11月29日 05:30 ]

スポニチ後援 第41回全日本実業団対抗女子駅伝 ( 2021年11月28日    宮城県 松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台 6区間42・195キロ )

笑顔で大会新記録の2:13:03をポーズで表現する積水化学の(左から)木村、新谷、弟子丸、佐藤、卜部、森(撮影・河野 光希)
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 創部25年目の積水化学が2時間13分3秒の大会新記録で初優勝。00年シドニー五輪マラソン金メダルの高橋尚子を擁しても届かなかった悲願のタイトルを獲得した。3区(10・9キロ)で佐藤早也伽(27)が首位に浮上。東京五輪1万メートル代表の新谷仁美(33)が5区(10キロ)で2位に33秒差をつける快走で勝利を確実にした。資生堂が2位。史上4チーム目の大会3連覇を狙った日本郵政グループは4位に終わった。

 6人が死力を尽くして、昨年準優勝の悔しさを晴らした。その中で大会に向けて並々ならぬ決意を秘めていたのはチーム最年長の新谷だった。

 21位と惨敗に終わった五輪の暗い影を振り払うきっかけにしたい、と挑んだレース。区間賞は1秒差で奪われたが、従来の区間記録を上回る走りで優勝をたぐり寄せ「今日走ってみて、前を向くことはおそらくできている」と、悪夢から一歩踏み出した。

 普段はチームと離れて練習をする新谷にとって、駅伝は仲間の存在を感じられる場所だ。五輪後は気持ちを前向きにする方法が分からなかったというが、仲間とのたわいないやりとりが心の救いになった。「仲間が私の支えになってくれた」。メンバーのために頑張ることがモチベーションにつながった。

 完全復活へのお膳立てはそろった。「あとは私次第。自分で立ち直っていくしかない」。世界との再戦に向け、新谷が静かな闘志を燃やし始めた。

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