古江 失速3位…845万円差で逆転女王逃すも笑顔「悔いはない」、総合評価ランクはトップ

[ 2021年11月29日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ツアー選手権リコー杯最終日 ( 2021年11月28日    宮崎県 宮崎CC=6543ヤード、パー72 )

賞金女王争いが決着し笑顔を見せる賞金女王の稲見(右)と古江(撮影・西尾 大助)
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 賞金ランキング2位の古江彩佳(21=富士通)は通算6アンダーの3位だった。

 目標とした賞金女王には約845万円届かなかった。ただ悔しさはあっても、悔いはない。古江はサバサバとした表情で最後の戦いを振り返った。

 「自分の中で賞金女王を獲るには優勝しかないと思っていた。悔しいけど仕方がない。ミスショットもあったけど、悔いはないかなと思います」

 逆転女王には、単独2位以上が最低条件。最終日を3打差2位から出ると、13番までに2つスコアを伸ばして首位に2打差まで迫る。しかし14番で80センチのパーパットがカップに蹴られ、16番でもボギーを叩いた。賞金1位の稲見が先にイーブンで終え、逆転には優勝しかない状況。トップの背中と同時に女王の座も遠のいた。

 東京五輪代表争いに続き、稲見に敗れる形となった。それでもツアー本格参戦1季目で6勝。シーズンを通じた総合的な活躍を評価する「メルセデス・ランキング」では最終戦3位で稲見を逆転し、1位となって3年シードを獲得。「プレッシャーの中ではいいゴルフができた。2つのタイトルの1つを獲れたのは良かった」と実感を込めた。

 日本ツアーはシーズンを終えたが、来月2日から来季の米ツアー出場を懸けた最終予選会に挑む。「また違う舞台。しっかり自分のプレーができたら」。気持ちを切り替え、29日に渡米する。

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2021年11月29日のニュース