稲見が逆転でメジャー初優勝 19アンダーは大会新記録 日本女子プロ

[ 2021年9月12日 19:43 ]

女子ゴルフ 日本女子プロ選手権最終日 ( 2021年9月12日    茨城県 静ヒルズCC=6680ヤード、パー72 )

<日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯・最終日>メジャーを制し優勝トロフィーを手に笑顔を見せる稲見萌寧(撮影・西尾 大助)
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 2位から出た稲見萌寧(22=都築電気)が8バーディー、ボギーなしの64をマークし、大会最少となる通算19アンダーで逆転優勝を飾った。メジャー初優勝で今季8勝目、通算9勝目を挙げた。

 稲見は1番で3メートルにつけてバーディー発進して首位を捉えると、4番で7メートルのバーディーパットを沈めて単独首位に立った。9番から11番で3連続バーディーを奪ってリードを3打差に広げて独走態勢を築き、最後は4打差をつけて逃げ切った。

 東京五輪の銀メダルに続き、輝かしい勲章を手にした稲見は「一番の目標としていたメジャー優勝を達成できてうれしい」と声を弾ませた。

 子供の頃に練習に通った会場には苦戦の記憶しかなく、大会前は「おじけづいていた。難しいイメージがあるのでびびっていた」という。しかし、最終日は1度しかフェアウエーを外さず、パット数26は4日間で最少だった。それでも「自分では圧倒的なゴルフをしたという感覚はない」と淡々と振り返った。

 シーズン8勝は03年の不動裕理の10勝に次ぐ記録。稲見は「誰も勝てないぐらいの実力をつけたい。完璧主義者なので全部が完璧になるまで突き詰める」と貪欲だった。

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2021年9月12日のニュース