ロコ・ソラーレ連敗→3連勝で涙の日本代表 12月最終予選で北京切符獲得へ

[ 2021年9月12日 20:50 ]

カーリング・女子日本代表決定戦最終日 ( 2021年9月12日    北海道稚内市・みどりスポーツパーク )

カーリング女子日本代表決定戦第5戦、北海道銀行を下し日本代表に決まり、喜ぶロコ・ソラーレの藤沢五月(中央左)と吉田知那美(同右)、鈴木夕湖(右端)、吉田夕梨花(代表撮影)
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 18年平昌五輪で銅メダルを獲得したロコ・ソラーレが、22年北京五輪へ大きく前進した。北海道銀行との“5番勝負”の最終第5戦を8―6で制し、北京最終予選(12月、オランダ)に出場する日本代表に。最終予選3位以内で、北京出場が決まる。

 連敗で一気に王手をかけられたが、スキップ・藤沢五月らは「やるっきゃない!」と開き直った。11日の第3戦を9―3と大勝すると、この日の第4戦も8―6で制して2勝2敗のタイに。最終決戦となった第5戦は着実に得点を重ねて前半を5―2とし、きっちりと逃げ切った。

 最終第10エンド、藤沢がラストショットをきっちり決めると、ロコ・ソラーレの選手たちは号泣。前日の第2戦、同じような場面でのミスショットの悔しさを晴らした藤沢は「この最後の試合、絶対決めたいと思って…投げれて決めて勝てたのが一番うれしかったし、ひとりじゃ絶対できなかったなって、本当にみんながいて良かったと思いました」と涙で仲間への感謝を語った。

 平昌ではチームメートと作戦を練る際の「そだね~」の声や、ハーフタイムにフルーツなどをほおばる「もぐもぐタイム」で話題をさらい、カーリング界初の五輪表彰台にたどり着いた。「18年と比べても、自分たちが成長しているのを実感できる」と藤沢。さらに輝く勲章を目指して、ロコが進撃する。

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