筑波大は黒星発進も1年生3人が先発デビュー

[ 2021年9月12日 16:39 ]

ラグビー関東大学対抗戦Aグループ   筑波大7―17帝京大 ( 2021年9月12日    埼玉・熊谷ラグビー場 )

<帝京大・筑波大>前半、帝京大・奥井を筑波大・大畑(11)が強烈なタックルで止める(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 昨年度5位の筑波大が同4位の帝京大に7―17で敗れ、開幕戦勝利はならなかった。

 筑波大はキックオフ直後のゴール前スクラムから、フランカー岩田真樹(4年)が中央にトライ。コンバージョンも決まり幸先よく7点を先取すると、接点に強みを持つ相手に五分の勝負を繰り広げた。しかし7―7の同点で迎えた前半34分にモールでトライを奪われ勝ち越しを許すと、その後は再三敵陣深くまで攻めながらもスコアならず。後半は無得点に終わり、接戦を落とした。

 大学ラグビー界でもクラスター発生で活動停止になるなど各大学がコロナ禍に苦しむ中、筑波大は比較的に順調に活動を継続してきた。一方で対外試合をなかなか組めずに開幕を迎え、嶋崎達也監督は「準備してきたつもりだったが、予想以上のプレッシャーを夏に体験できなかった」と実戦不足を痛感。接戦にも「手応えを勝利に変えないといけないのが僕らの立場。少々やれたでは満足できない。やりきりたい」と猛省した。

 一方で1年生が3人先発デビューするなど、明るい材料も多かった筑波大。司令塔としてゲームをコントロールしたSO浅見亮太郎は「個人的にもっと強い選手にならないといけないと思った」と反省も、嶋崎監督は「落ち着いて主軸のプレーをしてくれるので、1年生という意識はない。しっかり戦えた」と称賛した。

続きを表示

2021年9月12日のニュース