ロコ・ソラーレ大逆転切符に号泣 藤沢五月「ひとりじゃ絶対できなかった…みんながいて良かった」

[ 2021年9月12日 21:34 ]

カーリング・女子日本代表決定戦最終日 ( 2021年9月12日    北海道稚内市・みどりスポーツパーク )

カーリング女子日本代表決定戦第5戦、北海道銀行を下し日本代表に決まり、喜ぶロコ・ソラーレの藤沢五月(中央左)と吉田知那美(同右)、鈴木夕湖(右端)、吉田夕梨花(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 18年平昌五輪で銅メダルを獲得したロコ・ソラーレが、22年北京五輪へ大きく前進した。北海道銀行との“5番勝負”の最終第5戦を8―6で制し、北京最終予選(12月、オランダ)に出場する日本代表の座をつかんだ。最終予選3位以内で、北京出場が決まる。

 連敗で一気に王手をかけられたが、11日の第3戦を9―3と大勝すると、この日の第4戦も8―6で制して2勝2敗のタイに。最終決戦となった第5戦は着実に得点を重ね、終始リードを保って押し切った。

 最終第10エンド、「いや~、緊張しました」というドローショットをきっちり決めて勝利へと導いたスキップ・藤沢五月は涙。前日の第2戦の第10エンド、ラストショットで寄せきれない痛恨のミスが出て勝利を逃したことを振り返り、「あれはスキップの一番の責任のショットで負けてしまったので…この最後の試合、絶対決めたいと思って、投げれて決めて勝てたのが一番うれしかったし、ひとりじゃ絶対できなかったなって、本当にみんながいて良かったと思います」と語った。

 2連敗と追い込まれてからの3連勝で逆転切符となったが、「北海道銀行さんに2敗しなければこうやってロコ・ソラーレらしさを取り戻すこともできなかったと思うので、北海道銀行さんに感謝したいし、他のチームの思いも全部のっけて次の大会にしっかり臨んでいきたい」と北京最終予選への意欲を口にした。

続きを表示

この記事のフォト

2021年9月12日のニュース