明大は一発退場者を出すも快勝発進 ルーキー2人が開幕戦フル出場

[ 2021年9月12日 19:49 ]

関東大学ラグビー対抗戦Aグループ   明大 52―3(前半26―3) 青学大 ( 2021年9月12日    明大八幡山グラウンド )

対抗戦デビューした明大の1年生WTB秋浜(中央)
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 対抗戦3連覇と大学王座奪回を目指す明大が8トライを挙げる快勝で白星スタートを切った。昨季までトップリーグのリコーを率いていた神鳥裕之新監督にとって母校の監督として初白星となった。

 明大は立ち上がりから相手ゴール前まで攻め込みながらミスや反則でチャンスをつぶす場面が目立ち、逆に前半17分、青学大にPGを決められて失点。同29分、ラインアウトを起点にNo・8福田陸人(4年)がポスト下へ飛び込んで7―3と逆転したが、36分には密集で相手を殴ったフランカーの住吉一晟(2年)がレッドカードで一発退場となり、その後は14人で戦うはめになった。それでも前半37分のプロップ山本耕生(4年)のトライを皮切りに3連続トライで26―3で折り返すと、後半にも4トライを重ねて快勝。プレーヤー・オブ・ザ・マッチには2トライを挙げたロックの武内慎(3年)が選ばれた。

 神鳥監督は一発退場について「ありえない。厳しく指導します」とオカンムリ。スロースターターぶりにも「そのうちトライが取れると思っていたのでは」と指摘した。レギュラーとして期待した選手がケガで離脱するなど万全で開幕を迎えたわけではなかったが、昨冬の花園を沸かせた1年生のWTB秋浜悠太(桐蔭学園出)とFB安田昂平(御所実出)が開幕戦先発フル出場を果たし、7人制日本代表として東京五輪に出場したWTB石田吉平(3年)も後半10分から出場してトライにはならなかったもののキレキレのステップを披露。神鳥監督はルーキー2人を「1年生はよかった。安田はもう少し良さが出ると思うが、秋浜は淡々とやっていた」とほめ、15人制に体を慣らすために出場時間を限定している石田についても「持ち味は出ていたのでは」と順調に対応していると評価した。

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2021年9月12日のニュース