ロコ・ソラーレ 崖っぷちから1勝!12日2連勝なら北京五輪最終予選切符獲得

[ 2021年9月12日 05:30 ]

カーリング女子日本代表決定戦第2日 ( 2021年9月11日    北海道稚内市みどりスポーツパーク )

カーリング女子・北京五輪最終予選代表決定戦の第3戦。第7エンド、得点を決め、笑顔のロコ・ソラーレの藤沢五月(左)ら
Photo By 代表撮影

 18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが、崖っ縁で踏みとどまった。北海道銀行を相手に前日(10日)の初戦に続き、この日の第2戦も7―8で落として王手をかけられたが、笑顔全開だった第3戦を9―3と大勝。12日の2試合を連勝すれば日本代表に決まり、22年北京五輪の最終予選(12月、オランダ)3位以内で五輪出場となる。

 笑うロコには福が来る。第2戦を落として王手をかけられ、第3戦までの約2時間。スキップ・藤沢らメンバーが話し合い、一つの結論に到達した。「やるっきゃない!」。崖っ縁の状況で開き直り、スマイル全開のプレーで北海道銀行を圧倒した。 

 第1エンドから藤沢のガッツポーズが飛び出すと、第2エンドはルールを勘違いしてセカンド・鈴木の1投目が無効になっても、みんなで爆笑。不利な先攻のこのエンドから3連続でスチールし、一気に流れを引き寄せた。「格好つけてやるんじゃなくて、感情を前面に出してやるのがスタイルなので」と藤沢。笑顔とともに、本来のショットの精度が戻ってきた。

 北京五輪への道をつなげるためには、12日の2試合を連勝することが条件。「自分たちの試合をとことんやって、しっかりチャンスをモノにして、これが私たちロコ・ソラーレだ!っていう根性を見せていきたい」と明るく意気込んだ。

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