古江彩佳 9打差8位で最終日へ 東京五輪切符へ厳しい状況も「自分に集中したい」

[ 2021年6月26日 15:24 ]

古江彩佳(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 日本女子プロゴルフツアー史上最高賞金額を争うアース・モンダミンカップ(賞金総額3億円、優勝賞金5400万円)は26日、千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズCC(6639ヤード、パー72)で第3ラウンドを行った。

 首位に5打差の12位からスタートした東京五輪代表争い3番手の古江彩佳(21=富士通)は3バーディー、1ボギーの70とスコアを伸ばし、通算7アンダーの8位まで順位を上げたが、初日から首位を走る菊地絵理香(32=フリー)とは9打差。東京五輪出場へ絶対条件となる優勝へ非常に厳しい状況で最終日を迎えることになった。

 「自信を持って打てなかったというのがショットが曲がっていた要因かな」

 4番パー3(158ヤード)でグリーン手前のラフから12ヤードのチップインバーディーを決めた直後の5番パー4(328ヤード)。フェアウエーキープを最優先に考えて3Wを選択した第1打が打ち出しから左へ出てラフへ。この一打で自分を信じる気持ちに余念が入った。

 「自分のできる限りのことを。それができればいいなあ。オリンピックのことは頭に入れずに自分に集中したい。うまくいけばうまくいったでそれは自分へのご褒美ということで」
 
 東京五輪日本代表決定まで泣いても笑っても残り1日。今度こそ自分のゴルフに徹する。
 
 東京五輪争い2番手の稲見萌寧(21=都築電気)は通算4オーバーの100位で予選落ちしたが、単独4位以上で逆転東京五輪代表が決まる渋野日向子(22=サントリー)は海外メジャーの全米女子プロ選手権2日目を終わって首位とは13打差の通算2オーバー、57位。逆転五輪の目安となる3人の3位タイグループとも9打差。稲見優位な状況は動かない。

 <最新世界ランキング>
 ▼11位・畑岡奈紗5・26▼25位・稲見萌寧3・48▼28位・古江彩佳3・23▼31位・渋野日向子3・07

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