“伏兵21歳”デーデー 自己新2位、元サッカー少年、陸上歴浅くても大健闘

[ 2021年6月26日 05:30 ]

陸上・日本選手権兼東京五輪代表選考会第2日 ( 2021年6月25日    大阪市・ヤンマースタジアム長居 )

男子100メートル表彰式、メダルを手に笑顔を見せる(左から)2位のデーデー、優勝の多田、3位の山県(撮影・北條 貴史)
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 21歳のデーデー・ブルーノが2位と大健闘した。決勝進出を目標にしていたというが「予選から調子が良かった。2番に入れて、まだ実感が湧いていない」と自身も驚きの好結果が出た。ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ。小学生の頃から打ち込んでいたサッカーを長野・創造学園高に入って断念。目標を見失い、飲食店でアルバイトをしていた時期もあったという。

 同校で陸上を始めた新鋭は「中盤から自分が抜けてきていると思って、焦らず力まず走れた」。参加標準記録を突破できなかったため代表入りはならなかったが、自己新記録の10秒19に満足げだった。

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