女子やり投げ・北口 今大会五輪切符1号!日本記録保持者が貫禄、2年ぶり優勝

[ 2021年6月26日 05:30 ]

陸上・日本選手権兼東京五輪代表選考会第2日 ( 2021年6月25日    大阪市・ヤンマースタジアム長居 )

女子やり投げ決勝でビッグスローを見せ、笑顔の北口榛花(撮影・北條 貴史)
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 女子やり投げの北口榛花(23=JAL)が、2年ぶり2度目の優勝。五輪参加標準記録を突破しており、今大会決定1号で初の代表入りを決めた。4投目から3本連続60メートル超えを見せ、ラストは61メートル49で場内を沸かせた。

 チェコ、ドイツで実戦を積んだ今季、記録は50メートル台に低迷したが「最後は自分を信じるしかない」と日本記録保持者(66メートル0)の力を発揮してみせた。

 女子バスケットボールの強豪、共同石油(現ENEOS)でプレーした母・規子さんから現役時代の話を聞くにつれ「スポーツ選手として人生をささげるのは覚悟がいる」と感じたが、今は「やり投げで挑戦したいことがある」と四六時中競技と向き合っている。

 夏の祭典に向けて「やっとスタートライン。このままじゃ戦えない」と引き締めた。

 ◇北口 榛花(きたぐち・はるか)1998年(平10)3月16日生まれ、北海道出身の23歳。15年の世界ユース選手権優勝。北海道・旭川東高から日大に進み、19年5月に64メートル36の日本記録。同年6月の日本選手権で初優勝し、世界選手権に出場。同年10月に66メートル00を投げ、日本記録を更新した。

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