ボルト氏「期待している」五輪注目選手は米代表ブロメル、今季世界最高マーク

米国のブロメル（AP）
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　陸上男子100メートルの世界記録保持者ウサイン・ボルト氏（34）が24日、東京五輪の注目選手として米国のトレイボン・ブロメル（25）の名前を挙げた。

　引退後初めて五輪を観戦するボルト氏は、「自分抜きで100メートルの金メダルを争うのは奇妙だ」と話した。それでも、米国代表選考会を9秒80で制したブロメルを「期待している」とし、「前から才能があったが、ケガを抱えていた。今季は実力を示している」と語った。

　▽世界の男子100メートル事情　今季の世界最高記録はトレイボン・ブロメル（米国）が持つ9秒77。全米五輪選考会も9秒80で制し、五輪金メダル候補に名乗りを上げた。上位は米国選手が名を連ね、山県がマークした日本記録9秒95は10位タイ。16年リオデジャネイロ五輪の決勝進出ラインは10秒01で、12年ロンドン五輪は10秒02。この日の多田の10秒15なら準決勝敗退だが、9秒台なら1932年ロサンゼルスの吉岡隆徳以来、日本人2人目となる決勝も見えてくる。