サニブラウン「準備不足」6位、今季実戦1戦のみ「経験値がこういうところに…」

[ 2021年6月26日 05:30 ]

陸上・日本選手権兼東京五輪代表選考会第2日 ( 2021年6月25日    大阪市・ヤンマースタジアム長居 )

肩を落とす桐生(左)とサニブラウン(撮影・北條 貴史)
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 眠れる獅子は目を覚まさなかった。9秒台が4人そろったハイレベルな試合。後半型のサニブラウンだが伸びを欠き、他者を引きちぎる豪快な走りは鳴りを潜める。「思ったより最後の30メートルで体が動かなかった」とし、「やることはやったかな。自分の準備不足かなと思います」と6位にサバサバした表情だった。

 200メートルと合わせ2冠だった19年日本選手権と違い一段とレベルの上がった今の日本短距離界ではごまかしは通用しなかった。今季出場したレースは1試合のみと試合勘不足も影響。「経験値がこういうところに生きてくる」と反省した。

 ただ、下を向く時間はない。参加標準記録(20秒24)を突破した200メートルで3位以内に入れば五輪切符を獲得できる。「200メートルもかれこれ2年以上走っていない」と不安の種は尽きないレースで本領は発揮されるか。 

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