岡本綾子 87年3人POの末2位、小林浩美は93年4位…近づくも遠かった最高峰

[ 2021年6月8日 05:30 ]

笹生優花 全米女子オープン史上最年少V

87年、全米女子オープンのタイトルに限りなく近づいた岡本綾子
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 女子メジャーの最高峰、全米女子オープンのタイトルに過去、最も近づいたのは87年の岡本綾子だ。悪天候により6日間に及んだ同年は岡本とローラ・デービース(英国)、ジョアン・カーナー(米国)の三つ巴のプレーオフに突入。火曜日に18ホールのプレーオフが実施され、デービース71、岡本73、カーナー74で2位に終わった。

 93年には小林浩美が首位と2打差で最終日を最終組で回るも、3打及ばず4位。世界ランキング1位にも立った宮里藍は今大会に「勝つこと」をプロとしての目標に掲げていたが、11度の出場で最高成績は09、11年の6位だった。昨年は渋野日向子が1打差首位で最終ラウンドを迎えたが、74とスコアを落として4位に終わり涙。海外メジャー2勝目を目前で逃した。

 【全米女子オープン・アラカルト】
 ☆歴史 現在行われている女子ゴルフ海外メジャー5大会(ほかにANAインスピレーション、全米女子プロ選手権、エビアン選手権、AIG全英女子オープン)の中で最も古く、第1回は1946年にマッチプレーで実施された。53年から米国ゴルフ協会(USGA)主催となり、今年は第76回。

 ☆賞金 今大会の賞金は総額550万ドル(約6億500万円)、優勝は100万ドル(約1億1000万円)と女子ツアーでは最高額。

 ☆優勝者 伝説のゴルファー、ミッキー・ライト(米国)の名を称した「ミッキー・ライト・メダル」を授与され、「ハートン・S・センプル・トロフィー」を1年間保管できる。今後10年間の全米女子オープン出場権と他のメジャー4大会の5年間の出場権を獲得。

 ☆予選 日本を含めた23会場で最終予選会が実施され、本戦は156人で争われた。

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