サーフィン男子 大原が五輪切符“地元”開催へ「一番良い結果出したい」

[ 2021年6月8日 05:30 ]

サーフィン五輪予選男子で4位に食い込み、東京五輪出場権を獲得した大原(ISA提供)
Photo By 共同

 サーフィンのワールドゲームズ最終日は6日、エルサルバドル・ラボカナで東京五輪の世界最終予選を兼ねて行われ、男子の大原洋人(24)が4位に入り、各国男女各最大2枠となっている五輪出場権を獲得した。条件付き内定を得ていた村上舜(24)は、敗者復活12回戦で4位敗退し、代表権を逃した。決勝ではすでに五輪代表に内定している五十嵐カノア(23=木下グループ)が、18年に続く銀メダルを獲得した。

 五輪会場の千葉県一宮町で生まれ育った“申し子”大原が、残り1枚の五輪切符をつかんだ。村上と直接対決となった敗者復活12回戦では、中盤に波の頂点で鋭く板を切り返すオフザリップで8・00点をマークすると、最後の試技でも9・00点で圧勝。海から上がると村上とハグで称え合った。大原は「新型コロナウイルス禍で先が見えない中でも前を向いて一生懸命やったのが結果につながった」。慣れ親しんだホームブレークでの五輪へ「感動してもらえる演技をして、一番良い結果を出したい」と抱負を述べていた。

 ◇大原 洋人(おおはら・ひろと) 1996年(平8)11月14日生まれ、東京五輪会場となる千葉県一宮町出身の24歳。父の影響で8歳から波に乗り始め、高校時代は米ハワイを拠点に活動。15年に18歳で世界の強豪がそろう全米オープンを日本人として初制覇した。1メートル62、62キロ。

続きを表示

2021年6月8日のニュース