NBA西地区準決勝でサンズが先勝 東地区準決勝ではネッツが2戦2勝

[ 2021年6月8日 13:21 ]

ナゲッツのヨキッチをマークするサンズのブッカー(AP)
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 NBAの西地区準決勝が7日にフェニックス(アリゾナ州)でスタートし、第2シードで地元のサンズが122―105(前半57―58)で第3シードのナゲッツを退けて先勝。第3Qの4分26秒に63―72とされたが、ここからの3分50秒間で連続16点を奪って一気に試合をひっくり返した。

 2018年のドラフト全体10番目に指名されたフォワードのミカル・ブリッジズ(24)が4本の3点シュートなどでチーム最多の23得点を稼げば、同年のトップ指名選手だったセンターのディアンドレ・エイトン(22)も20得点と11リバウンドをマーク。3季目を迎えた同期生の活躍で、今季1勝2敗と負け越している難敵を振り切った。クリス・ポール(36)は21得点と11アシストを記録し、デビン・ブッカー(24)も21得点。ナゲッツは今季のMVP最有力候補、センターのニコラ・ヨキッチ(26)が22得点と9リバウンドを稼いだものの、後半に入ってリズムをつかめなかった。

 一方、ニューヨーク州ブルックリンでは東地区準決勝の1試合が行われ、第2シードのネッツが一度もリードを許さずに第3シードのバックスに125―86(前半65―41)で快勝してホームで2戦2勝。第1戦の開始早々にジェームズ・ハーデン(31)が右太腿を再び痛めてプレー続行不能となっていたが、第2戦ではケビン・デュラント(32)が32得点、カイリー・アービング(29)が22得点をマークし、チームの3点シュートは42本中21本が決まるなどチーム全体のシューティングは好調だった。

 バックスはヤニス・アデトクンボ(26)が18得点と11リバウンドを記録したものの最大49点差をつけられて完敗。チームの3点シュート成功は27本中8本にとどまった。準決勝2試合の成功率は24・6%とレギュラーシーズンの38・9%から大幅に低下。地元ミルウォーキーでの第3戦(10日)と第4戦(13日)でどのようにシューティング・タッチを修復していくのかが注目されるところだ。

 <地区準決勝のカード>
 ▼東地区
(1)76ers―(5)ホークス(ホークスの1勝)
(2)ネッツ―(3)バックス(ネッツの2勝)
 ▼西地区
(1)ジャズ―(4)クリッパーズ(第1戦は8日)
(2)サンズ―(3)ナゲッツ(サンズの1勝)
 *カッコ内の数字は地区全体順位

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