フクヒロ、貫禄8強 大学生ペアから圧巻の連続得点「自分たちが先頭に立ちたい」

[ 2020年12月25日 05:30 ]

バドミントン 全日本総合選手権第3日 女子ダブルス2回戦   福島・広田(丸杉Bluvic)2―0上杉・鈴木(明大) ( 2020年12月24日    東京・町田市立総合体育館 )

女子ダブルス2回戦でプレーする福島(手前)、広田組
Photo By 代表撮影

 各種目の2回戦が行われ、女子ダブルスは福島由紀(27)、広田彩花(26)組(丸杉Bluvic)、永原和可那(24)、松本麻佑(25)組(北都銀行)らが準々決勝に進んだ。混合ダブルスは渡辺勇大(23)、東野有紗(24)組(日本ユニシス)、男子シングルスは桃田賢斗(26=NTT東日本)、女子シングルスでは山口茜(23=再春館製薬所)や奥原希望(25=太陽ホールディングス)らが順当に勝ち上がった。

 フクヒロが力の差を見せつけた。先行を許しても、ギアが入ると止まらない。大学生ペアを相手に第1ゲームは3―6から11連続得点。第2ゲームも0―3から5連続でひっくり返し、8―5から圧巻の12連続得点でベスト8進出を決めた。

 いずれも「出だしが良くなかった」「ミスが多かった」と出遅れを嘆いたが「徐々にタイミングも合ってきて読みながらプレーできた」と福島。勝負どころは譲らなかった。

 16年リオデジャネイロ五輪金メダルで東京五輪の出場権を争った「タカマツ」ペアの高橋礼華さんが8月に引退を表明。福島は「自分たちはタカマツペアを超したいというところからやらせてもらっていたので、正直寂しい気持ち」と漏らした。世界ランク2位の「フクヒロ」と3位の「ナガマツ」こと永原、松本組が五輪出場を確実にしている中で、広田は「自分たちが先頭に立っていきたい気持ちはある。他のペアに負けたくない。ライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)できれば」と強調。決意を結果で示す大会にする。 

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2020年12月25日のニュース