山本草太が77・07点で2位発進「勝ちたい気持ちだけで来た」 西日本選手権

[ 2020年10月30日 12:30 ]

フィギュアスケート西日本選手権第1日 ( 2020年10月30日    京都・京都アクアリーナ )

<西日本フィギュアスケート選手権第1日>男子SPで2位の山本草太(撮影・小海途 良幹)
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 男子のショートプログラム(SP)が行われ、中部選手権王者の山本草太(20=中京大)が77・07点で2位発進を決めた。派手な衣装で「黒い瞳」を演じ、冒頭の4回転―3回転の連続トーループを決めた。4回転サルコーで転倒し、後半の3回転半では着氷が乱れたが、「緊張した中で、なんとかまとめた」と振り返った。

 寡黙だった男は、もう勝利への欲望を隠さない。フリーの演技で競った団体戦ジャパン・オープンでは首位の本田ルーカス剛史と0・02点差で2位だった。チームは優勝したが、個人でトップに立てなかったことが悔しかった。「優勝した方が自分は喜べる。0・01点でも多く稼ぐために練習してきた」。頂点に立つことが成長につながると、改めて気づいた。

 ジャパン・オープン以降は、フリーでの練習に時間を割いたという。「勝ちたい気持ちだけで来た。勝つんだという気持ちを大事に明日頑張ります」。逆転での西日本初制覇へ、31日のフリーへ切り替えていた。

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