渋野日向子 国内復帰戦はイーブンパーで32位発進 勝みなみが単独首位

[ 2020年10月30日 15:35 ]

8番ホールでホールホールインワンを達成した渋野は使用ボールとクラブを手に笑顔を見せる(撮影・西尾 大助)
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 女子ゴルフの今季第10戦、「樋口久子・三菱電機レディース」は30日、埼玉県の武蔵丘GC(6585ヤード、パー72)で開幕した。約4カ月ぶりの国内ツアー復帰戦となった渋野日向子(21=サントリー)は第1ラウンドをホールインワンの1イーグル、1バーディー、3ボギーの72で回り、イーブンパーの32位タイ発進となった。

 赤いチェックのシャツ姿で初日に臨んだ渋野は、出だしの1番パー5で第3打をピン手前2・5メートルにつけてバーディー発進。4番パー3では3メートルの微妙なパーパットを残すも、これを沈めてパーをセーブした。そして、160ヤードの8番パー3でのエースだ。8Iでティーショットを放つとピン手前約2・5メートル地点に着弾し、3バウンドしてカップイン。渋野自身も右手で口をおおい「え、えっ?」と驚きの声を出しながらボールがカップに向かって行く様子を見つめ、カップインを確認するとキャディーと肘タッチをして喜んだ。18年のアース・モンダミン・カップ第1ラウンド以来、2年ぶり2度目のエースだった。

 ホールインワンと含めて3つスコアを伸ばし前半から一転、後半は苦しい展開となる。11番で3パットのボギーとすると、12番パー3ではティーショットがグリーン奥バンカーにつかまり連続ボギーをたたく。17番では1メートル弱のパーパットを外し、スコアを落とした。首位とは5打差。第2日のムービングサタデーでは、ビッグスコアが期待される。

 単独首位には5アンダーの67をマークした「黄金世代」の勝みなみ(22=明治安田生命)が立った。1打差の2位には申ジエ(32=韓国)、竹内美雪(24=タイカ)、石川明日香(23フリー)の3人が続いている。

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