琴勝峰、幕内最年少対決制し1敗キープ ライバル“朝青龍のおい”豊昇龍を土俵際で逆転4連破

[ 2020年9月20日 05:30 ]

大相撲秋場所7日目 ( 2020年9月19日    両国国技館 )

豊昇龍(下)を突き落としで破る琴勝峰(撮影・郡司 修)
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 幕内2場所目の琴勝峰が高校時代からのライバルで、元横綱・朝青龍のおいの豊昇龍をまたしても退けた。相手のペースで攻められながら、土俵際で逆転の突き落としを決めた。豊昇龍とのプロ入り後の対戦は4戦全勝。4日目から4連勝とし6勝1敗でトップを守った。大関・貴景勝、平幕・翔猿も勝ち1敗は3人。2敗は関脇・正代、平幕・照ノ富士ら9人となった。

 幕内で最も若い21歳同士の対戦で、琴勝峰が一日の長で白星を挙げた。豊昇龍に右差しを許して後退したが、うまく体を開きながら左からの突き落としで倒した。「差されて悪くなったけど、落ち着いていた。余裕があったからよかった。焦ってもしょうがないので」。1場所早く新入幕を果たした琴勝峰には、残せるだけの冷静さが備わっていた。

 埼玉栄高出身の琴勝峰と日体大柏高出身の豊昇龍は同学年で、ともに17年九州場所の新弟子検査に合格した。豊昇龍はビザ取得のため初土俵が1場所遅れたが、新十両は同じく19年九州場所だった。一門は違うが、琴勝峰を求めて豊昇龍が佐渡ケ嶽部屋に出稽古に来たこともあった。しのぎを削ってきた相手だけに「ちょっと意識してしまった」。思い通りの相撲ではなかったがプロ入り後は4戦全勝。またしても返り討ちにし、混戦の場所でトップを守った。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は琴勝峰に期待しているからこそ辛口だった。「体が柔らかくていいんじゃないかな」と評価した上で、「ただ、もっと前に出る勝ち方を覚えないといけない。前に出る相撲を取るには、もっと稽古すること」と注文をつけた。

 これから幾度となく対戦していく豊昇龍との幕内初対戦を終え、琴勝峰は「競い合いながらお互いを高め合える存在でありたい」。ライバルの存在はそれぞれをたくましくしていく。

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