男子エペ過去3度優勝の坂本、“想定外”の決勝進出「今大会は引退試合で選手ではない」

フェンシング・全日本選手権第3日 （ 2020年9月19日    東京・駒沢体育館 ）

男子エペで決勝進出を決め、笑顔を見せる坂本圭右（共同）
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　男子エペで過去3度の優勝を誇る36歳の坂本が、26日の決勝に進出した。「想像していなかった」と言うには、理由がある。「昨年引退して、今大会は引退試合で、選手ではない」と自身の立場を説明した。

　既に自衛隊で近代五種のフェンシングコーチとして活動しており、実戦形式の練習は教え子と週1回程度だ。快進撃の理由を問われると「なんでですかね」と話した36歳は、「勝つか負けるかはどうでもいいので、自分のスタイルを貫きたい」と気合を入れた。