荒木絵里香の勝利学、ロンドン銅は「スラムダンクの湘北」 辻秀一氏と対談企画

[ 2020年9月20日 14:34 ]

 バレーボール女子日本代表主将の荒木絵里香(36=トヨタ車体)が20日、オンライン体操教室と対談イベントを開催した。スラムダンク勝利学」の著者でスポーツドクターの辻秀一氏との対談が実現した。

 04年アテネ五輪の落選をターニングポイントとして飛躍した荒木は、12年ロンドン五輪で主将として代表チームをまとめて28年ぶりの銅メダルを獲得。「過程も充実し、かけがえのない時間だった。メダルを獲るという目標を掲げ、成功体験を積み上げた。全員が思いを共有して、つなげていけた」と語った。試合前夜にはモチベーションビデオには落選したメンバーが出演。全員が大泣きしたエピソードも明かした。

 辻氏は著書を引き合いに「スラムダンクの湘北みたい。安西監督もいて、ゴリもいて。荒木さんは控えめなキャプテンですけど」と語ると、荒木は「キャプテンとはどうあるべきかを考え、自分の言葉で伝えるのは無理だと思ってチームメートを頼った。(年齢が)上の人、下も素直に助けてくれた」と独自のリーダー論を語った。

 ロンドン五輪後の14年に長女を出産。現役復帰を果たしたママさんアスリートとして、1年延期となった東京五輪での活躍を目指す。「20年夏をターゲットに、自身も家族との生活含めて準備していた。ショックだった」と振り返った上で「受け入れるしかない。やるべきこと、何が求められているのか考えて過ごしている。出場できるチャンスがあるのはすばらしいこと。挑戦したい。メダルを獲りたい」と前向きに語った。

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2020年9月20日のニュース