バイキングスがミラクル勝利 前半0―20からブロンコスを逆転 史上14回目の珍事!

[ 2019年11月18日 13:37 ]

歓喜するバイキングスのファン(AP)
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 NFLは17日に各地で第11週の12試合を行い、バイキングスは地元ミネアポリス(ミネソタ州)でブロンコスを27―23で下して8勝3敗。前半で0―20とされながら、第4Qに3つのTDを奪って試合をひっくり返した。

 QBカーク・カズンズ(31)は35回中29回のパスを通して319ヤードと3TDを獲得。第4QにはRBダルビン・クック(24)のTDランをきっかけに反撃に転じ、カズンズが54ヤードと32ヤードのTDパスを通して逆転勝利を収めた。

 前半で20点以上をつけられながら勝ったのは2014年10月26日にファルコンズを22―21で退けたライオンズ(前半0―21)以来。NFLでは史上14回目の出来事となった。

 AFC北地区首位のレイブンズは地元ボルティモア(メリーランド州)でテキサンズに41―7(前半14―0)で圧勝して8勝2敗。RBラマー・ジャクソン(22)はパスで222ヤー(4TD)、ランでも86ヤードを稼いでチームの6連勝に貢献した。

 王者ペイトリオッツは敵地フィラデルフィアでイーグルスに17―10(前半9―10)で競り勝って9勝1敗。前週シーホークスに延長の末に敗れて今季初黒星を喫した49ersは、地元サンタクララ(カリフォルニア州)でカージナルスを36―26(前半10―16)で振り切って、ペイトリオッツ同様に今季成績を9勝1敗とした。

 <第11週ダイジェスト>

 ▼史上初 セインツのWRマイケル・トーマス(25)はバッカニアーズ戦で8回のレシーブで114ヤードをマーク。今季のレシーブ数は94回となったが、開幕10戦で90回を超えたのはNFLでは初めてとなった。またデビューから4季連続で90回以上を記録したのも史上初。

 ▼チーム新 ドラフト1巡目(全体24番目)に指名されたレイダースの新人RBジョシュ・ジェイコブス(21)はベンガルズ戦で23回のキャリーで112ヤードを記録。100ヤード突破は今季4回目となり、マーカス・アレンが保持していたチームの新人記録を37年ぶりに更新した。

 ▼走るQB レイブンズのQBジャクソンが1試合で60ヤード以上を走破したのは7試合連続。これは2004年のマイケル・ビック(ファルコンズ)を超える最長記録。またデビュー2シーズンの合計ラン獲得は1483ヤード。6試合を残してパンサーズのキャム・ニュートン(30)が保持していたQBのリーグ・ラン記録(1447ヤード)を超えた。

 <第11週の結果>

 ▼14日

*ブラウンズ(4勝6敗)21―7スティーラーズ(5勝5敗)

 ▼17日

*レイブンズ(8勝2敗)41―7テキサンズ(6勝4敗)
*コルツ(6勝4敗)33―13ジャガーズ(4勝6敗)
ファルコンズ(3勝7敗)29―3*パンサーズ(5勝5敗)
セインツ(8勝2敗)34―17*バッカニアーズ(3勝7敗)
カウボーイズ(6勝4敗)35―27*ライオンズ(3勝1分け6敗)
*バイキングス(8勝3敗)27―23ブロンコス(3勝7敗)
ジェッツ(3勝7敗)34―17*レッドスキンズ
ビルズ(7勝3敗)37―20*ドルフィンズ(2勝8敗)
*49ers(9勝1敗)36―26カージナルス(3勝1分け7敗)
*レイダース(6勝4敗)17―10ベンガルズ(10敗)
ペイトリオッツ(9勝1敗)17―10*イーグルス(5勝5敗)
*ラムズ(6勝4敗)17―7ベアーズ(4勝6敗)

 *はホームチーム

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