高安 取組直前に休場 土俵入り参加もぎっくり腰で歩けず…大関陥落危機

[ 2019年11月18日 05:30 ]

大相撲九州場所8日目 ( 2019年11月17日    福岡国際センター )

腰痛のため、休場を決め仕度部屋を出る高安(撮影・中村達也)
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 カド番の大関・高安が腰痛を発症して急きょ、休場した。幕内土俵入りには参加したが、その後に休場を申し出た。幕内の取組が始まってからの休場は極めて異例。いったん発表されていた9日目の取組は再編成の「割り返し」となるなど、日本相撲協会は慌ただしく対応に追われた。横綱・白鵬は1敗を守って単独首位で折り返し。2敗は新小結・朝乃山、平幕・輝の2人となった。

 幕内前半の取組が行われているさなか西の支度部屋が慌ただしくなった。九州場所の境川担当部長(元小結・両国)らが高安の元に駆け付け、相撲を取れる状況ではないことを確認。審判部は幕内前半終了後に割り返しを実施し、9日目の取組から高安を外した。境川担当部長は「ぎっくり腰。歩けないのだから、しょうがない」と説明した。

 取組直前の休場は過去にもあり、89年秋場所12日目には土俵下の控えにいた富士乃真が落下した力士により左足を骨折し、土俵に上がれず不戦敗となっている。ただ、看板力士である横綱、大関が直前で休場を申し出るのは異例だ。

 田子ノ浦部屋関係者によると、この日の朝稽古後に腰痛を訴えて病院に行ったが快方には向かわなかった。腰をテーピングで固定しても付け人の肩を借りないと歩けなかった。なんとか土俵入りを務めたが、それが限界。午後5時15分ごろ、無言で会場から引き揚げた。八角理事長(元横綱・北勝海)は「痛みがあっても上がりたかったんじゃないか。その気持ちは買いたいが。お客さんには申し訳ない」と謝罪した。

 名古屋場所で負傷した左肘が万全でないまま出場し、7日目まで3勝4敗と苦しい土俵が続いていた。秋場所は全休のため、このまま出場しなければ2場所連続負け越しで大関在位15場所での陥落となる。場所前に演歌歌手、杜このみ(30)との婚約を発表。「優勝目指して頑張ってまた番付を1段上げたい」と意気込んでいたが、以前から抱えていた腰痛で大関の座も危うくなった。

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