照ノ富士&翠富士ともに無傷5連勝

[ 2019年11月18日 14:49 ]

大相撲九州場所9日目 ( 2019年11月18日    福岡国際センター )

<九州場所9日目>将豊竜(左)を下し全勝を守った照ノ富士(撮影・長嶋 久樹)
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 元大関で西幕下10枚目の照ノ富士(27=伊勢ケ浜部屋)が無傷の5連勝だ。西幕下28枚目の将豊竜(23=時津風部屋)との一番は立ち合いから距離を取られたものの、右をねじ込んで寄せ、その右ですくうように土俵下へ転がした。「(動きのいい相手だが)腰をどっしり構えていけば大丈夫と思っていた」と納得の表情。

 直前の取組では同じ伊勢ケ浜部屋所属で東幕下12枚目の翠富士(23)が武将山(23=藤島部屋)を下し、同じく5戦全勝とした。押し込まれた土俵際は右足一本で残りながら右で突くような形で相手をはわせた。「立ち合いから一気に持っていきたかったけど、相手の圧力が強くて前に出られなかった。最後は苦しまぎれ。でも最初に当たっているから効いたのかも」と声を弾ませた。

 同部屋のため、2人は本割で対戦しない。ともに7戦全勝となれば同時に十両昇進という可能性も出てくる。取組後にグータッチで健闘をたたえ合い、照ノ富士は「翠富士が(伊勢ケ浜部屋に)入ってきた時から頑張っている姿を見ている。同時昇進?そうなればいいけど、まず一番一番」と表情を引き締めた。翠富士は「(元大関で兄弟子の照ノ富士に優勝決定戦で)挑戦したい気持ちはある。一番一番に集中したい」と残り2番に全力を尽くす構えだ。

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2019年11月18日のニュース