東京 3大会ぶり13度目の花園出場 早実を完封 台風被害の逆境乗り越え

[ 2019年11月18日 05:30 ]

ラグビー 全国高校大会予選決勝 ( 2019年11月17日    東京・秩父宮ラグビー場など )

後半8分、CTB野田のトライに喜ぶ東京フィフティーン
Photo By スポニチ

 ラグビー全国高校大会予選決勝が各地で行われ、東京第1地区は東京が早実を22―0の完封勝ちで下し、3大会ぶり13度目の花園出場を決めた。伝統の堅守を軸にSO野口順平(2年)らのキックを起点とした攻撃で計4トライ。10月の台風19号による多摩川氾濫で、現在も練習グラウンドを使えない逆境を乗り越えた。

 東京第1東京は完封劇で花園切符をつかみ、森秀胤監督は「やっと戻ってこられた。多くの方に助けてもらった」と感謝した。通称「土手高」の名の通り、学校は多摩川堤防に隣接し、練習場は河川敷。10月の台風19号で「鯉とアヒルがいた」というグラウンドは1週間水が引かず、最近になってようやく使用再開のめどが立ったほどだ。この間、慶応高や慶大、東農大などから合同練習の誘いを受け、自校グラウンドが使えない不利を乗り越えた。先制トライのWTB熊田力丸主将(3年)も「最初は絶望した。感謝しかない」と話した。

続きを表示

2019年11月18日のニュース