織田信成氏、女性コーチを提訴「あんたの考えは間違っているって…」「リンクに行くと動悸」

[ 2019年11月18日 16:17 ]

涙を浮かべながら会見をしたプロスケーターの織田信成氏
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 フィギュアスケート男子で2010年バンクーバー五輪代表の織田信成氏が18日、大阪市内で会見し、ハラスメントを受けて関西大アイススケート部の監督を退任せざるを得なくなったとして同部の浜田美栄コーチ(60)に1100万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴したことを発表した。

 冒頭、同席した弁護士が「浜田コーチから、アリーナでのハラスメント行為を受けた。精神的な苦痛を被ったので損害賠償の請求を起こした」と説明。織田氏は「フィギュアスケート界の悪弊に一石を投じる思いで提訴した。裁判で事実を明らかにしていきたい」と訴えた。

 織田氏との主な一問一答は以下の通り。

 ――織田さんの監督という立場からしても、浜田コーチに物を申すのは難しかった?

 「30歳近く年が離れているということと、僕も指導者としてまだまだ未熟者ですので、そういったことから、僕から何かを言うというのはすごく難しい環境でした」

 ――問題が公になってから、浜田コーチとやりとりはした?

 「浜田コーチとは一度現場でお会いしたんですけど、特になにもなかったです。すれ違うことはありましたけど」。

 ――裁判は望まれた手段なのか?選手たちへの思いは?

 「僕の思いとしては、関西大学がもう少し真摯に対応してくださったら、ここまでにはならなかったと思う。選手たちには、よりよい健全な環境の中で頑張って欲しいと思います」

 ――志半ばでの辞任について。

 「僕自身、指導者として今後活躍したいっていうのが、今後の目標でもあり夢だったので、こういう状況になったのはすごい残念」

 ――フィギュアのシーズン中だが、選手たちへの影響は?
 
 「僕が相談させてもらったのは4カ月以上前なので、シーズンが始まる前にやはり解決したかったという思いです。僕自身も、シーズン中にこういうことになってしまったのは残念」

 ――浜田コーチ、関西大学に対して率直に思うことは?

 「浜田コーチに対しては、なぜあのようなことをされたのかっていうことを、裁判で事実を明らかにしたい。関西大学は、現役時代から大変お世話になって常に熱心にサポートしてくださっていたので。僕も監督をやらせていただいていたんで、恩返ししたいという気持ちもあったので、そういう気持ちをくみ取っていただけたらよかったのかなと思います」

 ――ハラスメントが始まった原因は?

 「氷上での危険な練習をされていたので、すごく危なかったので、止めていただきたいと伝えたところ、『あんたの考えは間違っている』って激高されて。その後も、1カ月ぐらいは無視という形」

 ――ハラスメントでどんな症状があらわれたのか。

 「発熱があって。39度ぐらいの発熱だったので、最初はインフルエンザかと思って検査したらインフルエンザではなく。その後、2日間ぐらい熱が下がらない状態が続いて。検査しても原因が分からないっていうことで、おかしいということで自分で救急車を呼んで、その場で緊急入院という形になった。1週間ぐらい入院した」

 ――現在の体調は?

 「リンクに行くと体調が悪くなるような状態でしたので、リンクから離れると、自然と回復してきました」

 ――現在も症状は出る?

 「今はだいぶ落ち着いて。ただ、リンクに行くと動悸というか、そういうのはまだ少し感じる部分はある」

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